日本の怖い虫

スズメバチ 昆虫・虫
スズメバチ

日本にはスズメバチがいて、毎年多くの被害を受けています。記事では、人に危害を加える虫を紹介していますが、温暖化で猛毒虫は増えました。特に、ダニの場合は、例え致命傷にならなくても、皮膚は固くなって、かゆみは、長期間続きます。気をつけて下さい。

日本の怖い虫

日本で最も危険な生物はスズメバチです。スズメバチによる被害は、人の死者数で比べた場合、毒蛇やクマなどの追随をゆるさない程と言われています。

スズメバチに刺されると、アナフィラキシーショックで、呼吸困難や血圧低下などで命が危険に陥ることが多いためです。但し、オオスズメバチに刺された時には、アレルギーを持っていなくても、その毒で重篤な症状になることもあります。

このように日本の危険な昆虫や虫は、スズメバチ意外にもいます。次に紹介します。

人を刺す蜂

スズメバチ、アシナガバチ、マルハナバチ

身近にいる猛毒昆虫

身近にいる猛毒昆虫と言えば、毛虫類です。特に、生け垣やツバキなどに発生するチャドクガというドクガ科のガの幼虫は毒針毛を持っています。この毒針毛が皮膚につくとひどい炎症をおこします。

また、イラガ科やカレハガ科の幼虫(ケムシ)は触れると、想像以上に痛いです。

さらに、田園地帯にいるアオバアリガタハネカムシというハネカムシ科の甲虫は、体の中に猛毒の液があります。アオバアリガタハネカムシの体液が人の皮膚につくと、火傷のような症状を引き起こします。

吸血昆虫

吸血昆虫とは、蚊のことです。蚊に刺されても普通は程度は軽いですが、感染症を媒介する点で恐ろしい生き物です。最近では、デング熱もニュースになっています。

ダニ

日本では、感染症という点では、昆虫よりもマダニの仲間による被害の方が怖いと言われています。

ダニは、昆虫の仲間ではありませんが怖い生き物です。ダニ媒介性脳炎は海外で流行していますが、日本でも発生しています。致死率が高く治療しても重い後遺症が残ることが多いと言われています。

涼しい地域ではマダニが媒介するライム病という病気があります。これらも症状は重篤で治療が遅れると死に至ります。

近年、鹿や猪が人里に降りてくることも多くなりました。これらに付着しているダニから、新しい被害が起こるかもしれません。しかも刺されると、周辺の皮膚は固くなって、長い間、かゆみに悩まされます。痒いために就寝中にひっかいて、足がひっかき傷だらけになったこともあります。

以上のように、怖い昆虫や虫はいますが、特別悪さをしなくても嫌われている昆虫は、ゴキブリでしょう。

嫌われ者のゴキブリ

ゴキブリは病原菌を媒介することもありますが、現在の日本ではほとんど問題にならないそうです。(でも、不衛生であることは間違いないでしょう。)

ゴキブリを見ると大抵、悲鳴を上げて家中が大騒ぎになります。それ程、ゴキブリは嫌われています。これは、保護者が、ゴキブリをみて大騒ぎする姿をみて育った子供が、ゴキブリを見ると理由もなく怖がるためだそうです。いわゆる、記憶の刷り込みです。

ゴキブリの脂ぎった姿を見ると気持ち悪いと思うのは仕方がないかもしれません。ところが、将来、人口がさらに増えて食料難になった時には、ゴキブリは有力な蛋白源と言われています。理由もなく、ゴキブリを毛嫌いするのは可哀想かもしれません。

まとめ

一般的に人を刺す昆虫は、スズメバチ、アシナガバチ、マルハナバチです。

これらの昆虫は、針を持っている虫です。例え、人に危害を加えるつもりがなくても、やむを得ず刺してしまうこともあるので注意しましょう。

私が子供の時に、蜘蛛の糸にグルグル巻きにされている虫を、うっかり掴んだことがあります。

案の定、掴んだ瞬間に刺されました。刺されるというよりも電気ショックのような強烈な激痛でした。恐らく、蜘蛛などを刺して、体を麻痺させて自分のタマゴを産み付ける蜂の仲間でしょう。

この時の痛みは、今でも忘れられない程です。通常なら、人を刺すことのない蜂でも、非常事態には刺すこともあるので注意して下さい。今思い出すと、あの時はあまりにも無防備でした。

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