ナンテンは、キラキラと実る赤い実だけでなく、木や葉っぱも、1年中気持ちをお和やかにして癒してくれます。ただし、庭の手入れが嫌いな私には、意外にやっかいです。この記事では、ナンテンとの暮らしを通じて、良い所や、やっかいなところを紹介します。
ナンテンとの暮らし
我が家の門扉の両脇には、ナンテンが植えられていて、毎年冬になると赤い実をつけてくれます。
ナンテンには、和風のイメージがあります。洋風の家には合わないと思っていましが、そんなことはありません。ナンテンの木はいつでも、癒してくれます。
但し、ナンテンの木は硬くて伐採しにくいです。しかも野鳥の糞とともにタネがばらまかれて、庭のあちこちから芽吹くため、手入れを怠るとやっかいです。
次にナンテンとの付き合い方を紹介します。
ナンテンは癒しの元
窓から見えるナンテンの木は、季節を問わず気持ちを癒(いや)してくれます。
紅葉の季節には、鮮やかな赤い葉
寒い冬の日は、真っ赤なナンテンの実
春には、きらめくような、黄緑色の若葉
そして、熱い夏の日は、涼しげなそよ風に、揺れるナンテンの木々を見せてくれます。
ナンテンの木を見ると、穏やかな気持ちになります。但し、ナンテンは考えている以上に成長が早くて、意外にやっかいな木です。
食べられないナンテンの実
ナンテンの赤い実は、その昔には、縁起物として重宝されていました。確かに、お正月などには、赤い実が花瓶に生けられている光景を目にします。
キラキラと赤く輝く実は、本当にきれいです。野鳥にも好んで食べられていますが、ナンテンの実には、僅かながら有毒成分が含まれています。そのため、人は食べない方が良いと言われています。
一方で、ナンテンには、咳止め効果や、殺菌作用もあります。
ナンテンの木の手入れは大変
我が家のナンテンの木は、2m程の背丈があります。放っておくと、重さに耐えられないようにして傾いてしまいます。
しかも伸びるだけでなく、子株を次から次へと増やして領地を広げます。
まるで、早く面倒を見ろと催促されているようです。
そんな状態になると仕方なく庭に出て、ノコギリでナンテンの木を間引きます。
ノコギリを使うのは、太くなったナンテンの木はとても硬くて、小さなせんていバサミでは切れないからです。
切り落としたナンテンの木は、捨てるため自治体指定のごみ袋に入れなければなりません。
大型のせんていバサミで、20〜30㎝の長さに切ってからごみ袋に入れます。慣れないため、腰の痛みをこらえながらの作業です。
以上の作業は、傍からみると簡単でしょうが、およそ30分も掛かります。
ナンテンの木の手入れの次は、庭の雑草取りです。庭に出るのが億劫な私には、ナンテンの木の手入れをする時に草取りをしないとやる気が出ないからです。
大嫌いな雑草取りをしていると、庭のあちらこちらに、ナンテンの小さな茎が伸びています。切り取るのをためらう程に成長したものもあります。
おそらく、野鳥が実を食べて、糞とともに排出したものでしょう。
芽吹いたナンテンの木は、容赦なく切ってしまいます。そうしないと家の周りがナンテンに包囲されてしまうからです。考えている以上に凄い生命力です。
まとめ
ナンテンの木は、季節に応じて見る人の目を楽しませてくれます。心が和んで癒(いや)されます。
ナンテンの木を楽しむには、それなりの手入れが必要です。ナンテンの木は、とても硬くて切るのも大変です。ナンテンの実は小鳥が好んで食べるため、庭のあちこちに糞とともにまかれた種から芽吹いてきます。
いかにも、手入れを細目にしているようですが、実は年に2〜3回程度しかしていません。
客観的に考えると、ナンテンのお手入れは簡単です。放っておけば、勝手に出て来て実を付けてくれます。