日本の秋を代表するコスモスの花と遠い思い出

コスモス 花・野草
コスモス

コスモスの花は、メキシコ原産ですが、日本の秋にぴったりします。分類上もキク科です。コスモスの花は多くの思い出と、大好きだった、昭和のアイドル歌手を連想させてくれます。多くの日本人にとってコスモスの花は、秋を連想させる日本の花なのでしょう。

コスモスのイメージ

秋になると、あちらこちらにいっせいに咲き始めるのは、コスモスの花です。コスモスという響きは透き通っていて、さわやかな秋風を思い起こさせてくれます。

そして、山口百恵さんの、秋桜(こすもす)という歌は、コスモスの花のイメージを決定づけました。

コスモスの花から連想する昔のアイドル

山口百恵さんは、周りに振り回されないで凜(りん)とした自分をもって行動する人に見えます。

アイドル全盛時代の中でも突出した絶対的なアイドルでした。でも、明るさを振りまくのではなく、どこかに暗さを抱えていたような雰囲気がありました。

山口百恵さんは、芸能界をすぱっと止めて、殆ど姿を現しませんが、そんなところも好きです。

コスモスには、そんな山口百恵さんの印象があります。コスモスの花には、夏が終わって秋風が吹き、やがて冬が訪れる季節の移り変わりと切なさが感じられます。

そして、このイメージ通りのもう一人の忘れられないアイドルは、太田裕美さんです。

太田裕美さんの透き通るような歌声は、何故か、はかなさを連想させました。太田裕美さんは、歌詞に込められた物語を、ファンに純粋に伝えることのできる数少ない歌手でした。

最近の彼女をテレビで観ることができました。家庭的で、気持ちが和むような雰囲気がして、うれしかった。

いつか、彼女のコンサートに行ってみたいと思います。

コスモスの原産地

コスモスの原産地は、メキシコなどの熱帯アメリカです。これには驚きましたが、確かにコスモスの花は、赤や黄色、ピンク、白、青系色など、とてもカラフルで鮮やかです。
熱帯地方に合っているのかもしれませんが、メキシコでも高原地帯に咲く花でした。

思い出のコスモス

コスモスの花は、遠い思い出を蘇らせてくれます。

コスモス街道

もう数十年前のことです。長野県と山梨県に車で旅行に行った時に、車道の両側に、風に吹かれてたなびいているコスモスの花が咲いていたのを覚えています。数キロにおよぶ長い直線道路で、コスモス街道という名称がつけられていました。

恐らく、観光用に植えられたものでしょう。でも、コスモスが咲き誇る光景は、単調なドライブで疲れた体と気持ちを和ませてくれます。このような光景を作ってくださった方々にも感謝します。

実家の裏庭に咲くコスモスの花

これは、今でも続いていますが、夏の終わりに実家に帰ると、裏庭に雑草とともに生えてくるコスモスがあります。結構元気が良くて、背丈も1m50〜220㎝ぐらいになります。

コスモスは、種を蒔かなくても、世話をしなくても、毎年同じような場所に出て来て、ピンクの花を咲かせてくれます。実家に行った時には、朝から裏庭の雑草取りをします。そして、夕方にビールを飲みながら綺麗になった裏庭と、コスモスを見るのが楽しみです。

まとめ

コスモスは熱帯地域の花としても似合うかもしれませんが、キク科の花です。日本に咲いているコスモスの花は、日本の気候にマッチした日本の秋にピッタリの花と言っても良いでしょう。

風に吹かれて揺れるコスモスの花を見ると、何故か、懐かしい思い出が呼び起こされます。既に、コスモスの花は日本の季節を代表する花と言っても良いでしょう。

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