幸せのシンボルとも言われている四葉のクローバーはどこを探せば高率で見つけることができるのでしょうか? この記事では、三つ葉が四葉のクローバーになる秘密を探ることで、どこに探しに行けばよいのかを紹介しています。楽しいひと時がすごせるでしょう。
四葉のクローバーになりやすい環境とは?
三つ葉から、四葉のクローバーができるのは何故なのか? 前から気になっていました。
どこかのテレビ番組では次にように紹介していました。
『植物(クローバー)の葉は光合成をするので、日陰にある葉は、光を吸収するために三つ葉から四葉になる確率が高い。』
ところが、日向と日陰で、四葉のクローバーを探しましたが、特別な差はありませんでした。
四葉になる2つの原因
四葉のクローバーができる仕組みは、諸説あって、図書館で借りた本では、次のように紹介していました。
「遺伝子の突然変異」と、「何らかの刺激(踏まれた時の刺激や栄養過多等)を受けた場合」の二つだと説明していました。
遺伝子の突然変異の場合
園芸店のクローバーは、「遺伝子の突然変異」を利用したもので、意図的に四葉のクローバーになる確率を高めたものでした。
遺伝子の突然変異とは?
クローバーの遺伝子は、クローバーらしさを作る情報を親から子へ伝えます。ところが、遺伝子はとても小さな物質のため、少しの刺激でも変化してしまいます。
遺伝子を変化させる要因は、紫外線や化学物質などで、稀(まれ)にしか起こりませんが、突発的に起こります。
このように、突発的に遺伝子を変えてしまうことを「突然変異」と呼んでいます。
尚、突然変異を起こして変化した遺伝子も、普通の遺伝子と同じように子孫に伝達されます。そのため、突然変異でできた四葉のクローバーを受粉させて種子を作ると、他のクローバーよりも四葉の出現確率は高くなります。
そのため、園芸店などの四葉のクローバーは、このような種子を作って、出現率を高めたものを販売しているようです。
尚、遺伝子操作をすると、四葉どころか、100枚も葉があるクローバーを作ることも可能と言われています。
踏まれた時や栄養過多等の刺激の場合
クローバーの葉は、3枚の葉がセットになって1枚の葉を構成しています。ちょっと変な言い方ですが、クローバーの葉は三つ葉で1枚でした。
3つに分かれている部分は「小葉(しょうよう)」という名称です。その為、三つ葉のクローバーは、三小葉(さんしょうよう)からなる葉を持つと言います。(四葉の場合は四小葉)
葉の赤ちゃんは、とても敏感で、少しの刺激にも反応してしまいますが、3つで1セットの形も、非常に複雑です。その為、人に踏まれた時の刺激や、場合によっては栄養を摂り過ぎた時などにも、四葉になることが分かっています。
このような理由で、四葉のクローバーは出現します。特に、多いのは、人に踏まれた刺激と言われています。
まとめ
四葉のクローバーになる主な理由は、「遺伝子の突然変異」と、「何らかの刺激を受けた場合」でした。
園芸店で販売されている四葉のクローバーの多くは、突然変異を起こしたものを利用して、意図的に四葉になる確率を高めたものです。
そして、公園などの四葉のクローバーは、人などに踏まれた刺激で、四葉に変わってしまったものと言われています。
つまり、自由に散策できる公園などは、多くの人に踏まれるため、四葉のクローバーを見つけるチャンスは高いでしょう。
その為、人通りの多い公園の通路付近は、四葉のクローバーを見つける良い場所ということになるでしょう。