白鳥の寿命には色々な説があります。その中の一つの仮説に、心拍数から仮定した説がありましたので紹介します。

(1)鳥類の心拍数は12億回

これは、臓器機能の細胞角質から考察した耐用数値と言われています。

(2)すべての生物の心拍数と呼吸数は、4:1の関係

これは、地球上の生物の心拍数と呼吸数には一定の関係があって、その比は、4:1なのだそうです。この関係から鳥類の一生の呼吸数は、3億回となります。(12億回の1/4です)

3)白鳥の1分当たりの呼吸数は、20回(平常時)

これは、白鳥の心拍数(80回/分)の1/4から求めたものです。

 

これらの数値を使って単純に白鳥の寿命を算出すると

1日あたりの呼吸数は、20×60×24=28,800回になります。

3億回呼吸すると「寿命」と仮定した場合は、3(億回)/28,800(回/日)=10,417(日間)

1年(365日)ですので、10,417(日間)/365(日)=28.5年 になります。

ところが、実際には、渡りもするし、毎日のねぐら・餌場等の移動もありますので、かなりのエネルギーを消費する飛行活動をしています。これらを一定の仮定で考慮して検討すると、白鳥の寿命は22.6年と算出されます。

もちろん、これは、色々な仮定条件を設定して、事故死などは省いたもので算出したものですが、当たらずも遠からずと思えるような結果に見えます。

ちなみに、自然界の白鳥の寿命は、平均的な寿命は15年、長寿のものは、20年程度と言われています。

尚、白鳥とは関係しないかもしれませんが、人の場合は、過度のストレスなどによって、活性酸素が増えて、生活習慣病、白内障、がん等の病気を引き起こしているそうです。

自然界にいる白鳥よりも動物園などにいる白鳥の方が、寿命が長いのは、生きるか死ぬかの生存競争にさらされているストレスの多さからきているのかもしれません。

実際には、ストレス以外にも十分な栄養分が摂れているかという点なども大きく影響していると思われます。(日本人の場合は肉食になってから大幅に寿命が延びたようです)